お得に末永く住める住宅を建てたい!長期優良住宅申請によって得られる補助金

お得に末永く住める住宅を建てたい!長期優良住宅申請によって得られる補助金
家をたてたい
マリコ

うちはそんなに懐事情が厳しいわけではないけど、注文住宅を買うなら末永く住めるような家をお得に買いたいわ。おじさん、そんな希望を叶えてくれる家なんてあるかしら?

 

設計士
オジー

その気持ちわかるよ。住宅を一生のお買い物として追及しようとすると希望は際限なく出てくるよね。マリコさんは長期優良住宅って覚えているかな。

 

家をたてたい
マリコ

はい。この間叔父さんから説明してもらった、安心安全に末永く住める住宅の建設を推進するために、決められた基準をクリアして国から認定を受けた家のことですよね。

 

設計士
オジー

よく覚えているね。でも前回は長期優良住宅の補助金について説明していなかったね。長期優良住宅にすることでローン減税出来るだけでなく、補助金が受けられるという金銭的なメリットがあるんだ。今回はそれを紹介しよう!

 

長期優良住宅にすることで得られるメリットは様々ありますが、金銭的なメリットは一番大きいといっても過言ではないでしょう。国から示されている募集要項を満たす家を建てて長期優良住宅に認定されることでローンの減税に繋がるだけでなく、長期優良住宅の支援機関から補助金が受けられるのです。この豆知識では皆様が末永く住む住宅をお得に建てる一助になるように、長期優良住宅の申請によって得られる補助金についてご紹介します。まずは長期優良住宅に認定される為に必要な条件をご紹介します。

長期優良住宅認定の条件

以下の条件を満たしている家は長期優良住宅として国から認定されます。

1.耐震性:極めて稀に発生する大地震に対して強く倒壊しにくい安心な家
2.耐久性:100年間継続使用できるぐらい構造や骨組みがしっかりしていて長く住める家
3.維持管理・更新の容易性:住宅システム(配水管の点検・補修・更新)などメンテナンスが簡単にできる家
4.住戸面積:良好な居住水準を確保するために必要な規模で暮らしやすい家
5.省エネ性能:断熱性能等の充実により省エネ性能が認められ地球にやさしく家計にやさしい家
6.居住環境:地区計画建築協定などの基準に適合し地域の街並みと調和した家
7.維持保全:構造体に比べ耐用年数が短い配給水管などについて点検・補修・更新がしやすく長く快適に住み続けられる家

以上の条件を満たしていると国から長期優良住宅認定の許可が出ます。

認定後の補助金はいくらもらえるの?

長期優良住宅などの認定住宅に申請して認定されることでもらえる補助金は「地域型住宅グリーン化事業」と呼ばれる事業から支給されます。この事業下で長期優良住宅に認定された住宅は一戸あたり建築工事費の1割の額(100万円が上限)の補助金を受けることが出来ます(例:平成29年度に補助金を受けたいという希望があった場合は平成29年8月29日以降に着工した物件が対象です)。さらにこの制度には平成23年から三世代同居対応で30万円、地域材を使用することで20万円の補助金が出る条項が追加されました。ですので三世代同居、地域材使用、長期優良住宅対応で最大約150万円の補助金が国から支給されます。

30万円の追加補助金をうけられる:三世代同居をする

三世代とは、住宅を取得・建築しようとしている子供(一世代)がいる夫婦(二世代)とその夫婦どちらかの親(三世代)が暮らす住宅のことを言います。つまり二世帯住宅を指します。この要件に加えキッチン・トイレ・浴室・玄関のどれか2つ以上を住宅の中に複数箇所設けた場合に正式に三世代同居に認定されます。2015年度から地域型グリーン化事業の一環として認定が開始されました。

※玄関が各々独立しており、設計上各世帯の使用する部分が住戸内で行き来出来ない住宅は、共同住宅または長屋という扱いになり原則として補助金の対象となる三世代同居対応住宅とはみなされませんので注意が必要です。

20万円の追加補助金をうけられる:地域材を使用する

地域材とは該当地方自治体の森林から伐採される原木から生産される木材(地域材)のことです。補助金の支給を受ける場合は「柱・梁・桁・土台」の過半に地域材を使用する必要があります。

これは持続可能な社会を実現するためには、地域の木で家をつくって森林環境を整備する必要があるという国の考えから採用された条件です。長期優良住宅の普及の促進に関する基本的な方針では、地域材の使用、技能者の育成など「伝統的な技術の継承および向上に配慮する」とされています。

家をたてたい
マリコ

三世代同居をして、地域材を使用した長期優良住宅はこんなにも補助金が受けられるのね!

 

設計士
オジー

そうなんだ、長期優良住宅、三世帯同居、地域材の使用とクリアしなければいけない複数条件はあるけど、クリアすることによって、最大約150万円近くの補助金を受けられるんだ。制度を利用しない手はないよね!

 

家をたてたい
マリコ

となるとまだ疑問があります。受け取れるのはいつごろになるんですか?長期優良住宅の制度を賢く利用したいので予定を組みたいんです。制度はこれからも続いていくのですか?

 

設計士
オジー

そんな疑問もあるよね、よっしゃ、次は制度の中身について紹介しよう!

 

受け取りはいつ頃になる

この地域型住宅グリーン化事業の元で受けられる補助金は、支給がいつになるか明確な基準がありませんが支給されるまでは一定の流れがあります。

中小住宅生産者が他の中小住宅生産者や木材と建材の流通の関連事業者とともに連携体制(グループ)を構築する

グループに所属する中小住宅生産者がグループ事務局に事前に補助金がほしいという書類(共同事業実施規約)を提出する

支援室(地域住宅グリーン化事業事務局)に書類が届く

中小住宅生産者と依頼先様とグループ事務局が捺印する

建築の許可が出る

住宅の完成

完成と同時に長期優良住宅に認定されたという証明書や報告書などの書類を国に提出

書類を元に本当に長期優良住宅が建設されたか支援室が確認をする

申請の時から数えて2か月ほどたった後に(書類に誤りがあると遅れるなど前後する場合がある)中小住宅生産社に補助金が振り込まれる

中小住宅生産社から依頼主様に補助金が渡される

細かい点は中小住宅生産社様によって異なりますが、一般的には以上のような流れで補助金が支給されます。

続いて長期優良住宅の補助金の現状と展望をご説明します。

国の予算案中から見る長期優良住宅

2017年度はどうだった?

長期優良住宅申請/認定によって補助金が受けられる制度 地域型住宅グリーン化事業は地域における木造住宅の生産体制を強化して、環境負荷の低減を図る為に中小住宅生産者が他の中小住宅生産者や木材と建材の流通の関連事業者とともに連携体制(グループ)を構築して省エネ性能や耐久性に優れた木造住宅と建築物の整備やこれと併せて行う三世帯同居への対応等に対して支援を行うことによって、
(1)地域の中小住宅生産者等が供給する住宅に関する消費者の信頼性の向上
(2)関連産業の多い、地域の木造住宅市場の振興による地域経済の活性化
(3)地域の住文化の継承及び街並みの整備
(4)地域の林業・木材産業関連事業者と住宅生産関連事業者との連携構築を通じた、木材自給率の向上及び森林・林業の再生
(5)住宅の省エネルギー化に向けた技術力の向上
(6)子育てを家族で支え合える三世代同居など複数世帯の同居しやすい環境づくり

以上を目指すものです。

これらの観点から、本事業では、上記連携体制による、グループ毎に定められた共通ルールに基づく木造住宅の整備を行うグループを公募によって募り、その取組が良好なものについて国土交通省が採択し、採択されたグループに所属する中小住宅生産者が当該取組内容に沿った木造住宅の建設を行う場合、その費用の一部を予算の範囲内において補助するものです。(出典:一般社団法人 木を活かす建築推進協議会HP)

これは2015年度から国の予算の中から120億円が捻出された事業で、2017年度まで続いています。

2018年度はどうなる?

2018年度の地域型住宅グリーン化事業の概要はまだ発表されていません。
6月から8月あたりに国から発表があります。
詳しくは下の空欄をクリックして実施支援室のページにジャンプしてみましょう。
支援室のリンクはこちら

家をたてたい
マリコ

なるほど、長期優良住宅の補助金の現状と展望についてよくわかりました!教えてくれてありがとうございます。長期優良住宅で家を建てることを考えてみます!

設計士
オジー

うん。でもここで一つ注意が必要なのが、補助金はあくまでメリットの一つだから補助金目当てで長期優良住宅にするといったアプローチは若干本来の目的からずれているんだ。長期優良住宅にする目的はあくまで末永く安心安全に住める住宅を、審査機関からお墨付きもらった上で手に入れるということにあるからね。補助金は特典の一つとして考えておいた方がいいよね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回の記事では国が地域型住宅グリーン化事業として長期優良住宅を推奨しており、特典として補助金がおりるということがご理解いただけたかと思います。この特典を利用することにより、末永く住める住宅をお得に建てることの一助となることでしょう。その際オジーの言う通り、あくまで特典の一つとしてお考えいただければ、長期優良住宅の本来の目的からずれることなく補助金制度を利用した家を建てることができるといえますね。