フローリングの種類の見分け方

 

おしゃれ住宅
マリコ

床材を無垢のフローリングにするか、複合フォローリングにするか迷う人が多いと聞くけれど、そんなに違うのかな?両方とも木の床材で、大して違いはないように思うけれど・・・

注文住宅
オジさん
無垢のフローリングと複合フローリングはもちろん、居心地やメンテナンスの手間を考えると、ほとんど別の床材と思ってもいいかもしれないね。家づくりの時に迷わないためにも、それぞれの特徴や見分け方をしっかり押さえておこう。

床材選びの過程の中では、「無垢フローリングにするのか複合フローリングにするのか」ということが話題に上ることが多いです。それぞれ見た目や居心地を始め、使い勝手やメンテナンス性も含めて、両者は全く違う床材と言っても良いほど違いがあります。それぞれどのような点に注目して床材選びをすれば良いのか、まとめてみました。

床材で決まるインテリアの印象


どのような床材を選ぶのかによって、インテリアや内装の雰囲気を大きく左右してしまうことがあります。近年特に多くの場面で選ばれている床材として、フローリングが挙げられますが、多くの種類や色が建材メーカー各社から発売されており、「何を選べば良いのかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。

理想的なのは、「こういう部屋にしたい」という明確なインテリアのアイデアがあって、それに最も合う床材を選ぶというのがスムーズな考え方であると言えるでしょう。一から全てを選ぼうとするのではなく、家具やインテリアなど、あらかじめ好みや趣味・趣向を明確にしておけば、床材選びの際にもそこまで悩むことはなく、むしろ楽しくインテリアに思いを巡らせることができるでしょう。

建築事例などで明確なインテリアのイメージを


家づくりでは、自分やその家族が最も気に入るデザインの家を作るべきですし、様々な要望を出しながら、自分の好みを探って再発見していくという方法が楽しくもあります。しかしながら、必ずしも全ての人が「こういう家にしたい」という明確なイメージを持っているわけではないと思います。むしろ「おしゃれな雰囲気にしたいけど、具体的に何をどのようにしたらいいのかわからない」「自分の趣味・趣向からデザインしたのでは、あまり良いものはできないような気がする」と言った心情になってしまうのが一般的でもあるでしょう。

そのような時に大切になってくるのは、実際の建築事例を見ながら「こんな家に住みたい!」「自分の家にはこんな要素を取り入れたい」という具体的なイメージを巡らせることです。つまり、実際の建築事例の中から、自分が「これだ!」と思うデザインの家を参考に、自分の家のデザインに落とし込んでいくという方法です。様々な事例に触れることで、自分の好みや目指すべきデザインが明確になっていくという利点があります。

床材の決め方とは?


無垢フローリングと複合フローリングのどちらを選ぶべきかという問題は、上述したように様々な建築事例から自分の好みの要素を少しずつ見つけていき、自分だけのオリジナルの家を完成させるという方法をとることでスムーズに解決することができそうです。自分がピンときた家具やインテリア建築事例において、どのような床材が採用されているのかをチェックしていけば良いからです。複数の事例を眺めていくと、自分の好みのインテリアの傾向がおおよそ読めてくるはずです。

また、そうした決め方をするのと併せて、各床材の特徴を押さえておきましょう。ただ好みのデザインだけを追求したいという要望であれば別ですが、やはり建てた家に長い期間住み続けていく以上は、居心地やメンテナンスのしやすさなどにも重きを置いて床材を選びたいですよね。

無垢フローリングの特徴


無垢フローリングは、端的に説明すると「切り出してきた木をそのまま使った床材」です。木の持つ本来の風合いや雰囲気、柔らかい足触りなどが特徴です。また、1本1本の木がどれ一つとして同じものがないように、無垢フローリングも1枚1枚色合いや模様が異なります。

無垢フローリングのメリット

前述したように無垢フローリングは、木の持つ風合いをそのまま床材にしたようなものであり、自然の雰囲気を身近に感じながら生活したいという人にはぴったりであると言えます。また、原木をそのまま切り出してきた床材のため、素材と素材を接着材などで加工する必要がなく、化学物質などの影響が少ないのもメリットの一つです。

お子さんがおられる家庭などでは、こうした化学物質によるアレルギーなどを気にされることもあるでしょう。そうした面からも無垢材は、人間に優しい素材なのです。

さらに、経年によって表情を変えていくというのも大きな特徴の一つです。家の様々な空気を吸い込み、徐々に色合いや雰囲気が変化していくのです。こうした変化を「経年優化」と呼ぶ人もいるように、床材と共に家も成長していっているという実感を味わうことができます。

無垢フローリングのデメリット


無垢フローリングには上記のような様々なメリットがある反面、デメリットも認識しておく必要があります。無垢フローリングの施工を踏みとどまらせている原因の一つが、「傷や衝撃にデリケートである」という点です。この問題は、家を建てた瞬間から一生涯、向き合っていかなければならないことでもあると言えます。

また、建築コストが多少上がってくるという点も要検討事項と言えます。複合フローリングは工場で大量生産が可能なのに対し、無垢フローリングは木の生育状況や出荷状況など、自然の影響に左右される部分もあるため、安定的に量産することが難しいという面もあります。それは、通常の複合フローリングよりも生産に手間と時間がかかるということを意味し、結果的にコストが上がってしまうのです。

複合フローリングの特徴

複合フローリングは、合板やベニヤなどを貼り合わせた「基材」の上に、化粧材を貼り付けた床材です。無垢材とは違い、複合フローリングは化粧材がプリント仕上げになっているものもあり、均一な品質の床材を大量に作ることができます。

複合フローリングのメリット

やはり一番は、「デザインの選択肢が多い」ということがメリットとして挙げられるでしょう。建材メーカー各社から多くの種類の床材が採用されており、好きなインテリアや家具にベストマッチするものを選択することができます。

また、基材の仕上げ方法等により耐久性の高い製品や、表面の傷を防ぐタイプのものもあるため、デリケートな無垢フローリングと比較しても手軽に使用することができると言えるでしょう。

コストの面では、無垢フローリングと比較しても工場での大量生産が可能なため、安価に導入することができるという点で、こちらも床材として気軽に採用することができます。

複合フローリングのデメリット

原木から切り出してきたままの木材を使用している無垢材に比べ、複合フローリングは基材と化粧材との接着に化学物質が使用されているため、特に小さなお子さんがいる家庭などではアレルギーや健康面での影響が懸念されます。

また、あくまでも自然の木材「風」の床材のため、木本来の持つ温もりや風合い、柔らかさというものは無垢材と比較しても劣る部分があります。

無垢フローリングと複合フローリングの見分け方


様々なメリット・デメリットのある無垢フローリングと複合フローリングですが、ぱっと見では両者とも「木の床材」であることに変わりはありません。では、例えばショールームや建築現場などではどのような点に注目すれば、この2つを見分けることができるのでしょうか?

実際に触ってみる

両者を見分ける方法として手っ取り早いのは、実際に触って確かめてみるということです。無垢材の場合は手触りが柔らかく、滑らかなのが特徴です。

反対に複合フローリングの場合は、手触りがつるつるしており、表面の凹凸がないのが特徴です。これは、原木の手触りか、工場で綺麗に表面加工をされた木材の手触りかの違いなのです。

色合いがバラバラか均一かで見分ける


無垢フローリングの場合は、原木から切り出した木材をそのままフローリングの形に加工しているため、一つとして同じ模様・色合いのものはありません。床全体に施工したときに、自然な印象を持つのが無垢フローリングです。

複合フローリングには、製品としての均一性が求められるため、床全体に貼った時に色ムラのない、きれいな仕上がりになるのが特徴です。

まとめ

無垢フローリングと複合フローリングは、両者とも様々な特徴がありますが、実際に自分の家の床材に採用するかどうかは、こうしたメリット・デメリットを比較した上で、長い期間にわたって大切にしていけそうな方を選ぶと良いでしょう。デザイン性だけでも機能性だけでもなく、あくまでも自分の大切な家の一部分として、共に長い期間を過ごせるような床材と出会えると良いですね。