スキップフロアの魅力。自分の好きな空間を取り入れる

 

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マリコ

スキップフロアって空間を活かしてわくわくする空間を設計出来るからとても魅力的ですよね。私も新築を建てる際はスキップフロアを取り入れてみたいです。

 

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オジさん

確かにスキップフロアは段差を付けて新たな空間を生み出す手法なので斬新な設計が出来て多くの可能性もあります。ただし注意点を踏まえておかないと後々後悔しかねないのでよく考える必要があります。

スキップフロアは一つの部屋の中に段差を設けることで新たな空間を生み出す手法です。これを上手く利用すれば収納スペースやプライベート空間などを生み出すことが出来ます。

スキップフロアは斬新な設計が多いので設計士の腕が問われますがオリジナリティ溢れる新築住宅を希望するお客様にとってはとても魅力的です。そこで今回はスキップフロアの特徴や魅力、設計する際の注意点などについてご紹介します。

スキップフロアとは?

スキップフロアは主に1つのフロアの中で展開されます。同じフロアの中(主に壁)に小さな段差を作って、空間を有効活用したり新たなインテリアデザインを構築する手法です。壁を作ったりパーテーションで仕切るのではなく縦方向に新たな空間を作るのが特徴です。

限られた敷地内で新たな空間を生み出す

スキップフロアは限られた敷地面積の中で新たな空間を生み出すのでなるべく広いフロアの方が様々な工夫をこらせます。特に天井が高いフロアなら中2階の様な大きな段差を作って部屋を増やすことも出来ます。また敷地面積の広い平屋の住宅でも段差を設けることで高さの違うフロアを作り出すことが出来ます。

機能性を充実させる

スキップフロアは段差を作ることで棚・机・階段などの新たな室内空間を生み出すことが出来ます。スキップフロアによって生み出された空間を利用すれば、そこに物を置いたり新たな過ごし方が生まれます。特に段差によって生じた隙間を収納スペースとして利用する方法は人気となっています。

スキップフロアの魅力

狭い室内を有効活用する

スキップフロアの最も大きな魅力は空間を無駄なく使えることです。敷地面積の広い住宅もスキップフロアを活かすことで新たな魅力を作り出すことが出来ます。特に狭小住宅と呼ばれる住宅は他の戸建て住宅よりも面積が限られているのでスキップフロアを取り入れることで新たなスペースを生み出せます。

平屋の住宅にも効果あり

逆に敷地面積の広い平屋の住宅にもスキップフロアは有効です。平屋の住宅は横長な設計になるのでどうしても縦の空間が無駄になりがちです。そのため段差を付けて縦方向にも展開すれば新たな空間が生まれますし、やり方次第では違うフロアを生み出すことも出来ます。

フロアを増やせる

スキップフロアを利用して段差を増やせば階層を増やすこともできます。例えば普通の2階建て住宅であっても1階と2階にそれぞれスキップフロアによる段差を導入すれば4層のフロアが出来上がります。人が入り込める場所が増えれば子供が多い家庭や、大人数の来客を呼ぶことが多い方でも対応出来るようになります。

同じ敷地内で広さを演出できる

スキップフロアを導入すると同じ住宅でも広く見えるようになります。同じ広さの部屋でも少しの段差があるだけで立ち位置によって景色が違って見えるので感覚的に部屋の広さを増幅できます。そのため多くのライフスタイルに適応できますし、何十年住み続けても飽きる事の無い魅力的な住宅を目指せます。

採光に優れている

スキップフロアを上手く利用すれば窓を通常よりも高い位置に設置できます。東や南などの日光が差し込みやすい方向で高い位置に窓を設置すれば部屋全体の日当たりが良くなります。窓を高くすることで光が射しこみやすくなるので部屋の隅々まで自然の明かりを行く渡らすことが出来ます。

傾斜地の住宅に有効

スキップフロアは縦方向の段差を活かした手法なので高さの違う敷地に住宅を建てる際に有効です。特に傾斜地(坂道)の場合、1階の坂下の部分は無駄な空間が生まれやすいので下方向に段差を展開すれば半地下の様なスペースを作り出すことが出来ます。これを上手く利用する事で収納スペースや新たな部屋も作り出せるので、悪条件の立地も無駄になりません。

斬新なデザインを作り出せる

スキップフロアはこれまでにない手法だからこそ常識に囚われない新しくてオリジナリティあふれるインテリアを演出できる可能性があります。何もないまっさらな壁に棚を作ったり、階段を増やして上下階へ行き来するルートを増やしたり、段差の下を収納スペースとして利用したりと使い勝手はたくさんあります。非常に遊び心にあふれたデザインを作り出せるのでとても人気があります。

スキップフロア導入時の注意点

スキップフロアは空間を有効活用してデザイン性や機能性を向上させられる手法ですが、実際に新築住宅に取り入れるのであれば注意点を把握しておく必要があります。

冷暖房器具が使いにくくなる

スキップフロアは広々とした部屋に段差を設けて新たな空間を作り出すのが基本となります。しかしそれは下手すると冷暖房器具の効率を悪くしてしまうこともあります。

遮るものが何もない空間であれば空気は問題無く流れるので快適な気温を維持しやすいですが、スキップフロアによって段差を作るとそれが壁になってしまい部屋の隅々まで冷暖房器具の効果が行き届かなくなってしまうことがあります。

そうなると夏や冬などのエアコンが必要な季節は一部分だけ不快な空間が生まれてしまうので、シーリングファンを設置するなど、設計の段階で空気の通り道を考慮する必要があります。

費用が高くなる

スキップフロアは今までにない特殊な施工方法なので注文住宅の中でもかなり特別な部類に入ります。設計士にも特別な知識や技術が問われるので誰でも簡単に導入できるものではありません。かなり高度な技術が求められるので一般的にはそれだけ費用も高くなります。

プライベート空間が少ない

スキップフロアは縦方向に段差を付ける形式になりますが壁を取り付けるものではありません。高い位置から全体を見渡せる見通しの良さがセールスポイントとなっています。しかし見通しが良いということは、室内にいる時に常時誰かに見られるということになるのでプライベート空間が作れなくなってしまいます。そのため個室以外でも家族の視線から離れて常に自分一人の空間を作りたいと考えている方にはスキップフロアは不向きかもしれません。

バリアフリーには不向き

スキップフロアの傾向として「段数は少ないが階段が増える」「ワンフロアの広いスペースが減る」という点があります。そのため体に障害を抱えている方にとっては生活しづらい空間になってしまうかもしれません。特に階段による段差が増えると足が悪い人には利用しにくいので注意が必要です。逆に言えば、足の悪くない人にとっては日常の中で筋力を鍛える構造とも言えます。

設計士の技術が問われる

スキップフロアは斬新なインテリアデザインであるからこそ、専門的に取り扱っている設計士もあまり多くありません。むしろ不慣れな設計士にデザインを依頼してしまうと思わぬ失敗を招いてしまう恐れがあります。スキップフロアはかなり難易度の高い設計を要求されるので知識・技術面において信頼できる設計士を頼るようにしましょう。

法的な事情で設計できないこともある

スキップフロアは特殊な間取りになりやすいので法的な事情が関わって来る事もあります。スキップフロアによって段差や新たな空間を作ると敷地内の床面積が増える事になります。床面積が広くなると固定資産税が上がったり、平屋だった住宅が2階建ての扱いになることもあります。また特殊な構造であるがゆえに地域によってはスキップフロアの設計を許可していない自治体もあります。

そうなるといくら素敵なデザインがイメージできても法的あるいは金銭的な事情で断念しなければならなくなってしまいます。それぞれの地域の住宅事情を把握するためには地元の事情に詳しい工務店を頼るべきです。事前に許される範囲を把握しておけば大きなミスを防ぐことも出来ます。

子供の成長を考慮しなければならない

スキップフロアはデザイン性に富んだ設計を作り出せるので小さな子供がいる家族にも人気があります。子供の遊び場を作れることも魅力の一つですが、やがて子供が成長して大人になったらその遊び場は使わなくなってしまいます。そうなるとそれ以降無駄なスペースが空いてしまう事になります。

スキップフロアによって作り出されたスペースを無駄にしない為にも、収納にも対応させるなどの長期間に渡って使い続けることを想定して設計する必要があります。

BinOつくばによるスキップフロアの実例

余っている空間を利用して魅力的なデザインや機能性を追加できるスキップフロアですが、BinOつくばでもスキップフロアを導入したタイプを取り扱っています。

段差を付けて中二階を作る

部屋の中に距離の短い階段を作ってスペースを設けることで中二階の様な空間が生み出されました。段差を付けて柵で仕切ることにより、一つの部屋の中に新たな空間が生まれています。

上から全体を広く見渡せる

スキップフロアは壁で仕切らずに段差を付けるので上から全体を見渡せるようになります。そのため段差でフロアを仕切りつつも上下段へ常に簡単に行き来できるという自由度が特徴となっています。

上だけでなく下へも展開する

スキップフロアによる展開は上方向だけとは限りません。下方向へ段差を付ければ地下エリアも作り出せます。これを上手く利用すれば平屋の住宅でも上階と地下を合せて3フロアを設計する事も出来ます。

まとめ

スキップフロアは段差を作ることで新たな空間を生み出す手法です。デザイン性・機能性に富んでいるのでどのような暮らしを目指したいかをイメージすることが重要になります。ただし失敗したからと言ってやり直しがきかないため、不慣れな設計士などに依頼すると後々後悔するユーザーが多いのも事実です。新築にスキップフロアを取り入れたいと思っている方は信頼できる設計士に長期間住むことを想定したデザインを提案してもらうように心がけましょう。

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